白藍塾樋口裕一の小論文・作文通信指導

第4話 合格以上のご利益(りやく)を


“桜便り”が届いています!


大学入試講座「小論文指導ゼミナール白藍塾」では、年に2回、受講生にアンケートを送る機会があります。一年間の受講の感想とともに、志望大学の合否結果を尋ねるのが目的です。最初は12月。推薦入試、AO入試、社会人入試などの秋入試を受験した受講生に送ります。2回目は3月で、こちらは一般入試を受験した受講生に送ります。うれしいことに、この春も続々と吉報が届きました。今回は、この春に届いた喜びの声をいくつか紹介しましょう。tokoton-04sakura.jpg


ここでは5名から寄せられたアンケートの一部を紹介しますが、もちろん、この方々の他にもたくさんの受講生からアンケートが届いています。白藍塾では、それを「合格者の声」としてまとめて、資料請求をされた方に、受講をご検討いただくための参考資料としてお配りしています。


 


型を使えば誰でも書けるようになる! おまけに、読解力もつき、多くの知識を学べた!!


最初は、小論文が大嫌いな私でしたが、樋口式の型を通して、小論文を学ぶうちに、「作文と論文は違って、型を使えば誰でも論文が書けるんだ。」という事を知り、本番では自信を持って1000字の論文を書き上げることができました。論文を使わない大学も受ける私にとって論文はおまけで学ぶような気分で受講を始めたのですが、回を重ねるにつれて、読解力も自然とつき、また世の中の様々な問題について考え、多くのテーマに触れられて、今は本当に論文を受講して良かったと思います。本番の英文が読みやすかったのも、白藍塾の講義で多くの知識を学べたからだと思います。大学に入っても、白藍塾で学んだ論文の力と知識の力を活かしてさらに多くの事を学んでいきたいと思います。


慶應義塾大学法学部 Y・Sさん


 


効率よく勉強できた! おまけに、多角的に物事を判断できるようになった!!


白藍塾のおかげで、限られた勉強時間の中で、とても効率よく小論文の勉強をすることができました。最初は、紙上講義という形式に不安もありましたが、その内容はとても素晴らしいもので、おかげで慶応大学に合格することが出来ました。「解説・解答」は、提出する問題以外も自習に利用できて良かったです。直前学習にもとても役に立ち、試験会場にも持っていきました。また、小論文の”ネタ探し”を通して、社会の様々なことに興味を持つようになりました。今までは、新聞はTV欄しか読んでいませんでしたが(笑)、他のところも読むようになりました。ある一つの出来事に対しても、自分の考えに固執せず、「私はこう思うけど、違うように考える人もいるんだろうなあ」と多角的に見られるようになった気がします。とにかく…白藍塾最高です!!


慶應義塾大学文学部 N・Yさん


 


的確でグサッとくるアドバイス。毎回添削答案が届くのが恐怖でした。でも…


今こうして大学合格の喜びを胸に、春が迎えられて本当に嬉しさでいっぱいです!


厳しい採点基準と的確でグサッとくる講師の先生のアドバイス。もう毎回毎回塾の封筒が家に届くのが恐怖でしたよ。でもあれがあったからこそ自分に妥協しない事を学べたし、成長できました。白藍塾で学べた事は私の誇りです!


広島大学経済学部 U・Mさん


 


やることはやった。試験当日、バッグの中のお守りは…


入試当日は、本当に緊張しました。不安でいっぱいでしたが、これまで支えてきてくれた白藍塾の先生、両親、お世話になった人を思い浮かべていました。やることはやってきたんだから、あとはその力を出し尽くすだけだ!!と思いながら受験しました。バッグにはお守りとして、これまで書いてきた小論文全てが入っていました。お陰様で、落ち着いて試験に望むことができました。私の白藍塾での最高得点は6点でしたが、とても自信がありました。結果発表の日、インターネットで自分の番号を見つけた時、涙が出るほど嬉しかったです。頑張ってきて良かった、白藍塾を信じてやってきて良かった、そう思いました。白藍塾は、これからもずっと私の心の支えです!!


長崎県立大学 看護栄養学部 U・Mさん


 


国語が苦手な私。入試では英語、世界史でうまくいかず。ところが…


私は、慶応以外の大学に全て落ちました。その原因は明らかで私が古文・漢文がすごく苦手で偏差値も40台とひどく、本番でも国語ができなかったからです。しかし、国語が苦手な代わりに小論文にはすごく力を入れました。特に担任の先生のご指導は目からウロコでした。先生に指摘されたところを何度も書き直すにつれて自分の書く文章が徐々に上手くなっていくのが分かり、慶大プレの小論文の偏差値も良かったです。慶応文学部の入試で、英語の試験は辞書持ち込み可であるのに辞書を忘れてしまったり、世界史が思うように実力を発揮することができなかったりと散々だったのですが、最後の小論文の試験ではかなりの手応えを感じることができました。だから、小論文で慶応文学部に受かったと言っても過言ではありません。このような結果になったのも、きめ細かな指導をして下さった担任の先生のお陰です!!ありがとうございました!!大学でも頑張ります!!


慶應義塾大学文学部 I・Kさん


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講師が思う「うれしい声」


先日、教務主任の大原に「こうやって自分の教えた生徒から合格の声が届くとうれしいものですよね」と何気なしに尋ねたところ、こんな答えが返ってきました。


「それはもちろんうれしいですよ。でも一番うれしいのは、合否結果以上に、小論文を勉強してよかった、自分のこれからの人生を考えるにあたって有益だったと言ってもらえることですよね。小論文が合否の決め手になる場面も決して少なくないですが、それ以外の要素で結果が決まることもありますから。結果はどうあれ、頑張ってきたことを否定せずに、肯定的に捉えた感想をいただくと、本当に指導してよかったと思います」


 大学入試は人生のゴールではありません。むしろその後の人生のほうが長く、しかも、入試後は、誰かの指示で学ぶことよりも自ら考えて学ばなくてはならない場面が多くなります。小論文とは、考えを深めるため、わかりやすく伝えるための技術です。大学入試をきっかけに、これを身につけられることは、確かに大学合格以上の財産を得ることと言えるかもしれません。


 大昔、私も大学受験をしました。勉強の仕方がまずかったためだとは思いますが、とにかく受験が終わった瞬間、勉強したほとんどは頭の中から消えてしまいました。しかし、樋口式小論文の基本理念はしっかりと頭に残っていて、大学のレポートや論文作成にかなり活用できましたし、大学卒業後の人生においても、思考の基本となり、自分にとって様々な場面でプラスをもたらしていると思います。例えば、ビジネス交渉の場において自分の主張を通すことは必要ですが、単に一直線に主張を述べるのではなく、交渉相手の言い分を聞きながら譲歩しつつ主張することを心がけています。こうすることで、多くの機会で相手の納得を得ながら交渉をまとめられるようになったと思います。これなどは、「反対意見の主張も踏まえたうえで自分の意見を述べる」という、樋口式四部構成の意見提示部「確かに…しかし~」の心得の応用と言えるでしょう。


 


第1号からご利益を受けている?


 さて、上の記述を読んで「おやっ」と思った方もいるかもしれません。


「あれっ、樋口先生の教え子なの?」


はい、私は塾長樋口裕一の教え子です。しかも、樋口が予備校で初めて小論文の授業をしたときの教室にいた教え子第一号なのです。とはいっても、小論文の出来はさほど良くなく、おそらく樋口のこれまでの教え子全員にランク付けをした場合には、だいぶ後ろのほうだとは思います…、いやいや、それだけ優秀な白藍塾生の答案を、この15年間たくさん見続けてきたという意味ですよ、みなさん!


 


(2009.4.30)


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