白藍塾樋口裕一の小論文・作文通信指導

白藍塾の文章教育

白藍塾の文章教育

「文は人なり」ではない

白藍塾では「文は人なり」でなく「文は自己演出なり」と考えています。文章で表現するのは「ありのままの自分」ではなく「見せたい自分」、文章上達の鍵は人間性を磨くことではなく、技術を磨くことと考えます。

小論文と作文の違い

白藍塾では、小論文と作文を明確に分けて定義しています。

小論文とは、ある問題に対して、イエスかノーかを答えるもの

小論文の基本構成
第一部 問題提起 設問の問題点を整理して、これから述べようとする内容に主題を導いてゆきます。
第二部 意見提示 イエスとノーのどちらの立場を取るかの方向を定め、問題となっている事柄の現在の状況を正しく把握します。
第三部 展開 小論文の中心部であって、ここの展開の仕方によって、小論文の価値が決まります。問題となっている事柄の背景、原因、歴史的経緯、結果、背後にある思想など、目に見えない、もっと深い部分を掘り下げて書く部分です。
第四部 結論 もう一度全体を整理し、イエスかノーかをはっきり述べます。

作文とは、おもしろく書くもの。

作文の基本構成
第一部 ホップ これから何を書こうとしているのかを予告します。
第二部 ステップ 何が起こったのかを書きます。
第三部 ジャンプ ここで話をおもしろくします。起こったことや感じたことをくわしく書きます。ここを盛り上げるために、ホップ、ステップを書くのです。
第四部 着地 最後のまとめを書きます。笑わせる話の場合にはここでオチをつけます。