「ライター・編集者プロ修業コース」の申込締切日（4月5日）が迫ってまいりました。
ご案内とともにお届けしている特別講師日守研先生からのメッセージを一部紹介します。

文響社『うんこ漢字ドリル』に思う
現在、出版界は「冬の時代」と言われています。出版社や取次（本の流通業者）の倒産が相次ぎ、かつてはどんな街にも一軒はあった小さな書店が次々と姿を消しています。
そんな状況の中、あえてこの世界に新規参入し、何十万部ものヒット作を出している気鋭の出版社も少なからずあります。累計発行部数２７０万部を超える大ベストセラー『うんこ漢字ドリル』シリーズを世に出し、出版界に衝撃を与えた文響社（２０１０年設立）もその一つでしょう。
文響社社長の山本周嗣氏は、外資系証券会社から転身して出版社を興しました。大ヒットの要因は、古い体質の出版人にはない着眼やアイデアを本作りに持ち込んだことだと世間で評されることが多いようです。ただ、私の印象はちょっと違います。
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